特徴等
醍醐寺は、貞観16年(874)、聖宝 (しようぼう) により創建された寺院で、京都市の中心部から東山を越えた山科盆地に所在している。境内は笠取の山頂にかけての広大な地域に広がり、山頂一帯は「上醍醐」、山裾は「下醍醐」と呼ばれている。
醍醐寺清滝宮 (せいりゅうぐう) は、醍醐寺の総鎮守清瀧権現を祀る鎮守社で、山上伽藍の入口付近に所在している。清瀧宮拝殿(国宝)は桁行七間、梁間三間、入母屋造、妻入、檜皮葺の建物で、正面に三間の向拝を設け、軒唐破風を付ける。前面が崖にさしかかる懸造 (かけづくり) になっており、気品ある風格を備えている。創建は寛治2年(1088)であるが、現在の建物は永享6年(1434)の再建になるものである。

参考資料:醍醐寺HP/国指定文化財等DB(文化庁)
2023-5-6
       
       
       
       
番号・名称 年 代   構造等
020 醍醐寺清滝宮
   拝殿 (国宝)
永享6年(1434) 懸造、桁行七間、梁間三間、一重、入母屋造、妻入、向拝三間、軒唐破風付、檜皮葺
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醍醐寺清滝宮拝殿 (撮影:2023-5)
醍醐寺清滝宮拝殿 (撮影:2023-5) 醍醐寺清滝宮拝殿 (撮影:2023-5)
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